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 熊本市東区のアパートで6月、自称「除霊師」の女ら3人が水を使った「お祓(はら)い」で女性を窒息死させた事件で、注射器を使って女性の鼻から「ご神水」と称する水を注入し続けていたことがわかった。熊本地検は24日、アパートに住む野田英子容疑者(81)と女性の夫で崇城大学准教授の福田耕才(こうさい)容疑者(52)=熊本市東区=を傷害致死罪で、野田容疑者の妹で無職北山敬子容疑者(77)=鹿児島県姶良市=を同幇助(ほうじょ)罪で起訴した。

 起訴状によると、野田、福田両容疑者は6月21日午前10時半~正午ごろ、野田容疑者のアパートで福田容疑者の妻利恵さん(51)の手足をひもなどで縛り、顔や足などを押さえつけたうえ、複数の針のついていない注射器を使って鼻から水を注入し続け、意識を失わせた。注射器の容量は50ミリリットル未満だった。同日午後9時半ごろから、再び30分間にわたって鼻から水を注入し、その約7時間後に窒息死させたとされる。北山容疑者は2人を手伝ったとされる。

 地検は3人の認否について、「証拠に関わる」として明らかにしていない。