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 海外でよく見かける信号機のない円形の交差点「ラウンドアバウト(Roundabout=略称・RAB)」が日本でも広がるかもしれない。9月施行の改正道路交通法で新たに「環状交差点」と名付け、標識と通行ルールを定めた。欧米で交通事故の減少や渋滞の緩和に成果を上げるなか、国が設置を後押しした形だが、課題も少なくない。

 環状道を中心に5本の枝道が伸びる。枝道には信号機がなく、ドライバーが環状道に入るタイミングをはかる。長野県飯田市が昨年2月、全国で初めて信号機を撤去して設けたRAB方式の交差点だ。

 市が国際交通安全学会と一緒に、RAB方式の導入に向けた社会実験を始めたのは2010年。東日本大震災のような災害時も停電の影響を受けず、信号機器の維持管理費もいらない。昨年2月、約4700万円かけて市中心部での本格導入に踏み切った。

 従来の交差点と違って出合い頭の事故が起きにくく、重大事故も減らせる。県警によると、導入後の約18カ月間、この交差点であった交通事故は4件(7月末現在)。いずれも物損事故だ。飯田署の宮沢和人交通課長は「RABは交差点に近づく車に減速を促す効果がある」と説明する。

 RABは各地で注目され始めている。

 長野県軽井沢町は12年11月~今年1月、静岡県焼津市は今年1~2月、滋賀県守山市は今年1~3月、国土交通省と共同で社会実験した。焼津市道路課の見原慶彦課長は「停電の影響を受けないため、南海トラフ地震が起きてもスムーズな交通が保てるはずだ」と期待する。

 日本への導入を呼びかけてきた…

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