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 長野県知事選は10日投票があり、即日開票の結果、現職の阿部守一氏(53)が、信州大名誉教授の野口俊邦氏(71)、政治団体代表の根上隆氏(64)の新顔2人を破り、再選を決めた。投票率は43・56%(前回52・70%)だった。

 阿部氏は支持者を前に、「2期目の知事として、県民の期待に全力で応えていきたい。県政は、県民のためにある。県民の思いに寄り添って、一緒になって課題を解決し、夢や希望を実現する県政にする」と語った。

 選挙戦は事実上、阿部、野口両氏の一騎打ちとなった。

 阿部氏は、県内の有効求人倍率の上昇や自然エネルギーの普及などを1期目の実績として訴え、2期目の公約として人材育成や教育、子育てしやすい環境づくりなどに重点的に取り組むと強調。前回選挙で対立した自民党を含め、民主、公明、結い、次世代、社民の各党の推薦を受け、選挙戦中に全77市町村を回る戦術も功を奏し、幅広い層から得票した。

 野口氏は阿部県政を「官僚県政」と批判。子どもや障害者の医療費の窓口無料化や、リニア中央新幹線建設の中止、大型公共事業の凍結などを公約に掲げ、「長野県を福祉日本一にする」と訴えた。推薦を受けた共産党と共同歩調で、安倍政権による集団的自衛権の行使容認も強く批判。「長野県知事が代われば政権はひっくり返る」とも訴えたが、及ばなかった。

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