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 ベネッセホールディングスの顧客情報流出事件で、営業秘密にあたる顧客情報をさらに約2千万件抜き取ったとして、警視庁は11日、外部会社の元システムエンジニア(SE)の松崎正臣容疑者(39)=住所不定=を不正競争防止法違反(営業秘密の複製)の疑いで再逮捕し、発表した。

 生活経済課によると、松崎容疑者は6月27日、常駐していたベネッセ子会社の多摩事業所(東京都多摩市)内で、ベネッセの顧客データベースに接続。顧客情報約2千万件を私有のスマートフォンに転送し、販売目的で抜き取った疑いがある。「名簿業者に売るために情報をコピーした」と容疑を認めている、と同課は説明している。

 流出した情報は、子どもの名前や住所、生年月日、保護者名など。同課は、松崎容疑者が都内の名簿業者3社に昨年7月から今年6月にかけて計20回、延べ約2億件の情報を持ち込み、計403万円で売ったとみている。今後、顧客情報を転売した容疑でも調べるとともに、取引に関わった名簿業者についても、不正に得られた情報と認識しながら買い取った疑いを視野に調べている。

 松崎容疑者は、約1千万件の情報を持ち出したとして先月逮捕され、今月7日に同法違反の罪で起訴されていた。