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 25万円の玩具を万引きされた古書店「まんだらけ」(東京都中野区)が、「返さなければ犯人の顔写真を公開する」と警告していた問題で、同社は13日、ホームページ(HP)での顔写真の公開を取りやめた。同社は返却期限を12日としていた。

 同社は13日午前0時過ぎ、HPに「警視庁の要請により顔写真の全面公開は中止させて頂きます」というタイトルの文章を載せた。本文に「窃盗した商品を本人の良心にもとづきあくまでも自主的に返還してほしかった」と記載。犯人の身内とみられる女性から「午後8時までに返せばいいのだろうか」という内容の電話があったとし、「期待して待っていたのですが、どうも無理なようでした。今後は証拠も十分あるので、警察の方々のお力を信じてお任せしてまいります」とした。

 同社広報は12日夜、取材に「名乗りでない場合は13日午前0時に顔写真を公開する」と答えていた。

 同社によると、4日午後5時ごろ、中野区の店内で25万円のブリキ製玩具「鉄人28号」が盗まれた。警察に被害届を出す一方、盗まれた鉄人28号と、モザイク処理した男性の写真を5日にHPで公開し、1週間以内の返却を求めていた。

 警視庁中野署は「捜査に支障が出る」として公開しないよう申し入れていた。(斉藤佑介)