【動画】越冬隊の犬係だった北村泰一さんが樺太犬の飼い主を訪ねた=中山由美撮影
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 第1次南極観測越冬隊でタロ・ジロなど樺太犬の犬係だった北村泰一・九州大名誉教授(83)がこの夏、犬ぞり訓練をした北海道稚内市を58年ぶりに訪れ、犬たちを追悼した。元の飼い主たちを訪ね歩き、南極での初越冬を支えてくれた「お礼を言いたかった」との長年の思いを遂げた。

 宗谷湾を見下ろす稚内公園に、1次隊と南極へ渡った樺太犬22頭の供養塔が立つ。北村さんは8月2日、1961年の建立以来続く慰霊祭に初めて出席した。

 両手にストックを握り、足をゆっくり進めて慰霊塔に飾られた犬たちの写真に向き合った。「すまんことした。もうじき僕もそっちへいくから待っててくれ。また会おう」と涙で声をつまらせた。

 北村さんは南極から帰国後、京都大や九州大でオーロラを研究する一方、南極での越冬体験についての講演を関西や福岡で続けた。北海道では、もう一人の犬係で北海道大出身の菊池徹さんが講演活動をしているだろうと思い、自分は行くのを遠慮していた。

 1次越冬隊11人のうち、菊池さんを含め8人はすでに他界。飼い主たちへ感謝を伝えたいとの思いが募った。観測隊の後輩たちが飼い主を捜して今回の北海道訪問がかなった。

 「ヒップのクマ」の飼い主、岸…

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