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 金沢市の山野之義(ゆきよし)市長(52)=1期目=は18日、市長辞職願を市議会議長に提出し、受理されたことを明らかにした。競輪の場外車券売り場の設置をめぐる業者と山野市長の不透明なやりとりが浮上し、市議会などが問題視していた。市議会はこの日午後、市長の辞職を承認した。

 山野市長は記者会見で「政治的、道義的な責任をとらないといけないと感じた」と述べた。市長の任期は12月9日までで、山野市長は再選を目指す考えをすでに表明済みだが、今後の対応については「白紙」と述べるにとどめた。

 山野市長をめぐっては、昨年3月、名古屋競輪場の場外車券売り場の設置を計画していたビル管理会社社長(当時)との間で、設置を認めるかのような書面を独断で交わしていたことが判明。車券売り場計画は立ち消えになったが、今月に入り、市の予算でリサイクル施設を入居させる案を社長側に示していたことも明らかになった。これら山野市長の対応に対し、市議会の主要会派から批判が出ていた。

 山野市長は慶大卒業後、民間企業の勤務を経て1995年から金沢市議を務め、2010年11月の市長選で初当選した。市長辞職に伴う市長選は、議長が市選挙管理委員会に辞職を通知した日の翌日から50日以内に行われる。

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