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 にかほ市象潟町の鳥海山麓(さんろく)にある上郷地区と上浜地区の全域で、白色や褐色に変色している稲が見つかった。県などによると、11日未明に県内に最接近した台風11号による暑さと強風のためとみられる。

 県水田総合利用課によると、変色は「白穂(しらほ)」と「褐変(かっぺん)」という現象。白穂は田の周辺部で多く、褐変は全体に点在していた。白穂は熱で稲が枯れるもので、今後の成長の見込みはない。褐変は強風でもみ同士がこすれて、雑菌がカビになったもので、水の管理と防除でカビがもみの中に入り込まなければ、品質や収量に影響はないという。同課は「褐変は例年あるが、白穂はあまりない。最終的な被害は収穫してみなければわからない」という。

 秋田地方気象台によると、台風11号の影響で10日のにかほ(にかほ市)の最大瞬間風速は19・7メートル。上空に暖かく湿った空気が入り込み、午後11時25分にこの日の最高気温となる32度を記録した。「山越えの風が吹き、気温が高くなるフェーン現象と同じ原理だ」とみている。