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 地図情報大手のゼンリン(北九州市)は9月2日から、東京や大阪、名古屋などの街並みを再現した3Dデータをゲーム開発会社に販売すると発表した。リアルな街並みを舞台や背景に使ったゲームの開発に役立ててもらい、地図データの販路を広げることを狙う。

 東京23区と全国20の政令指定都市のデータを販売する。専用カメラを搭載した車を走らせて街並みを撮影し、ビルの高さや道幅などを3次元のデータに忠実に再現した。提供するデータによっても異なるが、価格は数十万円からになる見通し。

 ゼンリンが独自の形式で蓄積したデータを、3Dデータのやりとりで世界的に利用されている「FBX」と呼ばれる形式に変換して提供し、ゲーム開発会社の使い勝手をよくする。

 スマートフォンの台頭に伴い、カーナビ向けに地図データを提供する主力事業が低迷しているため、地図データの新たな需要の掘り起こしに本腰を入れる。「地図とエンターテインメントの融合」(広報)を進め、主力事業の落ち込みをカバーしたい考えだ。(長崎潤一郎)

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