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 「セーラー服と機関銃」や「魚影の群れ」など数々の人気映画を手がけ、2001年に53歳で死去した相米(そうまい)慎二監督の功績をたたえる「映画祭り」が8月30日、監督が眠る田子町であり、町民ら約300人が上映会やトークショーを通して生前の相米監督をしのんだ。

 町内に相米家代々の墓があることから、町にゆかりのある監督の功績を後世に語り継いでいこうと町が主催した。上映会では監督が世に出るきっかけとなった代表作「セーラー服と機関銃」を紹介、トークショーには相米監督と長年映画づくりを続けてきた脚本家の田中陽造さん、多数の相米作品に出演した俳優の寺田農(みのり)さんらが登場した。

 制作現場の相米監督について、田中さんは「本の直しは一切なくやりやすかった。甘えられる数少ない監督だった」と振り返った。また、寺田さんは「ふつうの監督ならしょうがないとOKを出すのにしょうがないがない」と映画作りへの厳しい一面を紹介する一方で、「あんなに女性にもてた監督を知らない」とエピソードも披露し、会場の笑いを誘った。