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 安倍晋三首相は3日、2012年12月の第2次内閣発足以来、初めての改造に踏み切る。歴代の内閣によってメンバーを代える狙いは異なるが、首相主導で人選が進む傾向が強まるなか、閣僚そのものの役割や機能も変化しつつある。

人事の不満解消 有力者封じ込め

 「課題解決に向け新たなエネルギーを入れて推進力を増す必要がある。未来永劫(えいごう)改造しないというと、党内の活力も失われる」

 様々な閣僚を歴任してきた甘利明・経済再生相。2日の記者会見で今回の改造の意義を問われ、こう解説した。安倍内閣は発足後1年8カ月間、閣僚を1人も交代させていない。改造に踏み切る安倍晋三首相には、党内にくすぶる人事の不満を解消する狙いもあるとの見立てだ。

 改造で政権浮揚を図ろうとしたケースもある。野田佳彦内閣は1年3カ月余の間で内閣改造を3回実施。衆参で与野党勢力が逆転する「ねじれ国会」で、閣僚への問責決議も続発。懸案の消費増税法案も抱えていた。しかし改造は支持率回復にはつながらず、野田首相は解散に打って出た末、政権を失った。斎藤勁(つよし)・元官房副長官は「野田氏は改造で内閣の一体感を強め、法案を通す決意を示したかったと思う」と振り返る。

 安倍首相は今回、来年の党総裁選でのライバルとも目される石破茂幹事長を入閣させる構えだ。党内の有力者を閣内に取り込み、政権の安定を図る例は過去にも多い。田中角栄・元首相は、「角福戦争」でしのぎを削った福田赳夫・元首相を行政管理庁長官などで処遇した。

 合議で意思決定する内閣にいっ…

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