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 デング熱の国内感染が、大阪、山梨、青森、東京の4都府県に住む男女12人で新たに確認されたと、厚生労働省が2日、発表した。いずれも直近の海外渡航歴がなく、東京都立代々木公園やその周辺を訪れていた。厚労省は公園やその周辺でウイルスを持った蚊に刺されて、感染したとみている。

 厚労省によると、新たに感染が確認された12人の男女は10歳未満から50代。住所は東京が7人、大阪が3人、青森と山梨が1人ずつ。これで約70年ぶりに確認された国内感染は9都府県在住の計34人になった。大阪、青森、山梨在住者の感染確認は初めて。

 12人は8月14日から9月1日にかけて発症した。いずれも容体は安定しているという。代々木公園かその周辺に行った日が判明している人では、8月10日から26日に訪れていた。

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〈デング熱〉 デングウイルスによる感染症で、感染者の血を吸ったヒトスジシマカなどの蚊が媒介する。人から人に直接には感染しない。感染後3~7日で38度以上の高熱や頭痛などの症状が出て、1週間程度で回復することが多い。患者の1~5%では重症化することがある。海外旅行の帰国後に発症するケースは毎年200例程度報告されている。