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 国連のレイラ・ゼルギー事務総長特別代表(子どもと武力紛争問題担当)は8日、ニューヨークの国連本部であった安全保障理事会の公開討論に出席し、過激派組織「イスラム国」が勢力を広げるイラクで今年、「最大で700人の子どもが殺害されたり、重傷を負ったりした」と報告した。

 報告によると、少年兵が戦闘に動員されており、犠牲者には裁判や捜査を経ず、即決で処刑された子どもも含まれている。イスラム国の戦闘員たちは、13歳ほどの子どもに武器を持たせ、戦略拠点を守らせたり、一般市民を拘束させたりしている。子どもを自爆攻撃に使うこともあるという。イスラム国と戦うイラク政府側の民兵たちも子どもを戦闘に動員している、との報告もあるという。

 これらの調査は安全面で不安定な環境下で実施されたといい、実態はさらに深刻になる可能性がある。ゼルギー氏は「イスラム国の人命軽視にがくぜんとしている」と批判した。(ニューヨーク=金成隆一)

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