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 神奈川県鎌倉市の鶴岡八幡宮は11日、参道の「段葛(だんかずら)」を全面改修するため、10月中に通行止めにすると発表した。全面改修は過去に記録がないという。工期は2016年3月まで。同八幡宮には年間1千万人を超える参拝客が訪れることから、周辺商店などへの影響も出るとみられる。

 鎌倉のメーンストリート・若宮大路の中で、車道より一段高い約500メートルの歩道を「段葛」と呼んでいる。鎌倉幕府を開いた源頼朝が1182年に妻政子の安産を願い、自ら指揮して造ったと伝わる。1967年に国史跡に指定された。

 歩道を支える石積みが緩んで石が落ちるおそれがあるため、改修ではコンクリート壁にしてその上に石を飾る形にする。また、248本ある並木の桜を植え替える。その間、車道との間に高さ3メートルの遮蔽(しゃへい)壁を設けるため、見えない状態になる。総工費は約5億8千万円。近く国の文化審議会で正式に答申される。(菅尾保)