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 相手が知らない知識を、教えずにはいられない。そんな感覚を、1歳児がすでに持っているとみられることが、九州大の研究でわかった。相手が知っているかどうか推測し、知らないと判断すると、自発的に教えようとするという。

 実験したのは九大修士課程2年の孟憲巍(もうけんい)さん(26)ら。1歳~1歳半の赤ちゃんと一緒に、まず「黄色のおもちゃ」で遊んだ後で席を外し、今度は孟さんらがいない状態で、「赤色のおもちゃ」で遊ばせた。その後、再び赤ちゃんの所に戻り、孟さんらからは見えない背後に黄と赤のおもちゃを置くと、赤ちゃんがどんな行動をするかをみた。

 おもちゃを変えながら赤ちゃん32人に計64回実験したところ、「赤色のおもちゃ」など、相手の知らない方を指した割合は66%だったという。

 同大の橋弥和秀准教授は「明らかに相手が知っているかどうかを推測して教えている。赤ちゃんは教わるだけでなく、発達の初期段階から教える能力も備えているようだ」と語った。実験結果をまとめた論文は11日付の米科学誌プロスワンに掲載される。(東山正宜

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