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 くにゃりと曲がった柱や屋根に、カボチャのお化けの置物やコウモリのレリーフ――。魔法の国から飛び出したような建物群が、静岡県浜松市東区半田山3丁目のバス通り沿いに完成し、話題を呼んでいる。周囲は店舗やマンションが並ぶ、ごく普通の住宅街。異色の光景に、前を通る人たちが不思議そうに目を向けている。

 「メルヘンの世界みたい」。近くの浜松医科大に通う医学部看護学科1年の佐藤美月さん(19)は建物を見上げる。同級生の小木咲魅(さきみ)さん(18)も「いったい何ができるのか友達同士で話題だった」と話す。

 設計施工した「ぬくもり工房」(浜松市西区)の佐々木茂良社長(56)によると、建物の正体は「魔女の館」をイメージしたアパート。間取りや広さは非公開だが、4戸分の部屋があるという。2月に着工した建物は7月に完成し、いまは外装の仕上げ中だ。「住む人だけでなく、前を通る人にも夢の世界を楽しんでほしい」といい、年明けごろには入居が始まる見込みだという。(山本知弘)