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 安倍晋三首相は、御嶽山の噴火を受け、自衛隊の派遣など関係省庁に対応を指示した。政府は噴火発生から約1時間半後の27日午後1時23分、首相官邸に情報連絡室を設置。午後2時半に官邸連絡室に格上げし、対応に当たっている。

 安倍首相は米ニューヨークでの国連総会に出席後、帰国中の政府専用機内で噴火の連絡を受けた。午後2時半に機内から関係省庁に対し、①早急に被災状況を把握②被災者の救助に総力を挙げ、避難誘導など登山者や住民の安全確保に万全を期す③火山の観測を強化し、登山者と住民に迅速的確な情報提供を行う――の3点を指示した。

 首相は午後4時半すぎに首相官邸に到着。危機管理センターで状況報告を受け、自衛隊の派遣を指示。その後、全閣僚会議を開き、各省庁が情報を共有して対応するよう指示した。

 菅義偉官房長官は午後6時すぎからの記者会見で、「政府としては救出救助活動を最優先に関係機関一体となって全力で取り組んでいる」と述べた。山頂近くにとどまっている人や多数の負傷者がいる模様であることも明らかにしたが、人数の詳細については「数字が長野県、岐阜県、消防、それぞれ錯綜(さくそう)している」として明言を避けた。(笹川翔平)