【動画】噴火から2日目の御嶽山=井手尾雅彦撮影
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 長野、岐阜県境にある御嶽山(おんたけさん、標高3067メートル)の噴火で、長野県警は28日、男性4人の死亡を確認したと発表した。このほかに27人が心肺停止状態で見つかったが、火山ガスに阻まれ、救助活動は29日以降に延期された。両県警のまとめでは、この計31人のほかに40人が重軽傷を負った。

 28日も噴火活動は活発で、気象庁は「今後も同規模の噴火が起きる可能性がある」として、噴石や火砕流、降雨による土石流への警戒を呼びかけている。

 長野県災害対策本部によると、死亡が確認された男性4人と心肺停止の27人は山頂付近で見つかった。山頂は多いところで約50センチの降灰があり、灰に埋もれた人や山小屋の中で見つかった人もいた。男性4人は県警や消防がふもとの旧小学校内に運び込み、県警が身元や傷の状況を確認した。

 長野県によると、この日、自衛隊や警察、消防が21人を救助し、約130人が同県側に下山。岐阜県によると、26人が同県側に下りた。救助に当たった自衛隊幹部は、心肺停止の27人以外に山中に残されている人がいる可能性は低いと説明している。

 ふもとの病院には負傷者が次々と運び込まれた。長野県立木曽病院によると、足の骨折や全身打撲、低体温症の重症者がいたという。

 気象庁は28日、噴火の時刻をこれまでの発表より1分早い27日午前11時52分と修正した。地殻変動を調べる機器が、同時刻に山の動きの変化を観測していたことがわかったという。

 過去に多数の人が巻き込まれた火山災害は、43人が犠牲になった1991年の雲仙・普賢岳(長崎県)の火砕流や、4人が死亡した95年の焼岳(長野、岐阜県)の水蒸気爆発の例がある。

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 死亡が確認された方々は次の通り。

 名古屋市中村区亀島、浅井佑介さん(23)▽岐阜市次木、三浦勇さん(45)▽長野県塩尻市峰原、林卓司さん(54)▽長野県松本市中川、横田和正さん(61)=長野県警発表