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 デング熱の国内感染で、厚生労働省は29日、感染場所が不明の静岡県に住む20代男性から採取したウイルスの遺伝子配列が、東京・代々木公園などで感染した人たちと異なっていたと発表した。厚労省は、これまで見つかっている感染者とは別のルートで感染したとみている。

 この男性は9月上旬に東京都内を訪れ、10日に発症したと、厚労省が18日に発表。直近の海外渡航歴がなく、代々木公園周辺などにも訪れていないため、国立感染症研究所でウイルスの遺伝子配列を調べていた。

 遺伝子配列の検査はこれまで、代々木公園周辺ほか、新宿中央公園、明治神宮外苑、外濠(そとぼり)公園、千葉市稲毛区周辺などで感染したとされる患者計8人のウイルスでも実施した。これらはすべて一致し、代々木公園周辺で感染した人から広がったとみられる。

 静岡の男性は、熱海市の初島にある勤務先で9、10日に蚊に刺されたとも話しており、市などが蚊の駆除をした。今のところ、男性の周囲で感染者は確認されていないという。

 また、厚労省は29日、新たに3人の感染を確認したと発表した。これで17都道府県在住の計150人になった。3人は15~24日に発症、うち2人は代々木公園周辺に行ったが、1人は感染場所が不明という。