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 噴火当初、御嶽山の山頂付近には大量の噴石が猛スピードで降り注いだ。ガスの噴出は今も続き、捜索・救出活動の行く手を阻む。

 「噴火で背中に石を受けて、どうにか山小屋に入った。数分から数時間後に息を引き取ったらしい」。死亡が確認された浅井佑介さん(23)の親族は、浅井さんの死因は外傷性ショックだったと警察から説明を受けた。噴石が体に当たり、たくさんの打撲や傷があったという。

 警察は死亡確認された12人の死因は公表していないが、29日までに計61人のけが人が運ばれた長野県立木曽病院によると、症状が重い10人は噴石で頭や胸を骨折したり、高温の灰を吸い込んで呼吸困難になったりしていた。有毒な火山ガスによる中毒や熱風による熱傷の患者もいた。噴煙の流れる方向の山頂付近にいたとみられる。

 自衛隊や警察関係者によると、死者や心肺停止状態の人たちの大半が見つかった山頂から南に下る登山道沿いの約500メートルでは大量の噴石が降った。国土交通省の28日朝の調査では、東側の開田高原方面を中心に約5キロ、幅1・5キロにわたって降灰も確認された。

 火山災害や健康への影響に詳しい国立保健医療科学院の石峯康浩・上席主任研究官(災害医学)によると、登山中の噴火での事故の死因は、噴石による脳挫傷が多い。火口近くでは秒速200メートルで石が飛ぶこともあり、こぶし大でも致命傷になるという。

 「現時点ではわからないことが多いが、今回の噴火で犠牲になった方たちの多くは、頭などに噴石の直撃を受けたと考えられる。気を失って倒れている間に火山灰がみるみる積もり、呼吸ができなくなった可能性もある」と石峯氏は言う。

 噴火活動は29日も活発な状態が続き、気象庁は「当面、同規模の噴火のおそれがある」との見方だ。

■有毒ガス基準超え、捜…

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