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 咽頭(いんとう)がん治療のため4月から演奏活動を休止していた指揮者の井上道義さん(67)が2日、東京都内で記者会見し、活動を再開すると明らかにした。治療は順調で7月に退院し、現在はリハビリに努めている。11日に神奈川県鎌倉市で催されるNHK交響楽団の公演で復帰する。首席指揮者を務める大阪フィルハーモニー交響楽団の公演には23日から出演する。

 治療中はのどの痛みや不眠、せきで音楽を聴く心境ではなかったが、「死ぬ目に遭って、もう一度生まれたような感覚。ひとつひとつの仕事を今までよりも大切に考える」と井上さんは語った。

 今後は指揮活動のほか、2年後の発表を目指す新作の作曲や、演出家の野田秀樹さんと組んで来年全国で公演するオペラ「フィガロの結婚」の準備に力を注ぐという。(藤崎昭子)

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