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 熊本市西区島崎6丁目にある慈恵病院の赤ちゃんポスト「こうのとりのゆりかご」に3日夜、生後間もない男児の遺体が入れられていた事件で、熊本県警は4日朝、母親の同県山鹿市中の無職山下舞子容疑者(31)を死体遺棄容疑で逮捕し、発表した。「数日前に出産した男児が自宅内で死亡していた。かわいそうで赤ちゃんポストに自分の車で運んだ」と容疑を認めているという。

 発表によると、山下容疑者は3日午後8時半ごろ、親が育てられない子どもを匿名で預かる慈恵病院の「こうのとりのゆりかご」に、死亡した男児の死体を遺棄した疑いがある。

 山下容疑者は「死んだ赤ちゃんを、ずっと家に置いておくわけにはいかなかった。(ポストの存在は)以前から知っていた」と供述しているという。

 ポストは、病院の外壁の扉の中に赤ちゃんを寝かせる保育器があり、扉を開けるとブザーが鳴り、待機している看護師らが保護する仕組み。2007年のポスト開設から今年3月末までに計101人が預けられているが、死亡した乳児が入れられたのは初めてだった。