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 日本や米国など5カ国が共同で進める次世代の超大型望遠鏡「TMT」の起工式が7日、米国ハワイで予定されていたが、建設反対派の妨害で中止になった。TMTの建設予定地はハワイ島マウナケア山の山頂付近で、反対派は「聖なる山に人工物を増やすな」と主張しているという。

 国立天文台によると、反対派はこの日、山頂への道路を封鎖し、起工式を開催できないようにしたという。その後、封鎖は解かれ、同天文台は限定的な抗議行動で本体工事への影響はないとみている。

 TMTは世界最大の口径30メートルの望遠鏡として、太陽系外で生命が存在しそうな惑星を探すなど、新たな宇宙像を切り開く役割が期待されている。近くには、すばる望遠鏡(口径8メートル)など各国の望遠鏡が設置されており、起工式ではハワイの伝統儀式による安全祈願の祈りが捧げられる予定だった。(野瀬輝彦

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