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 福山通運(広島県福山市)は、トラック運転手として雇う女性を増やし、これから約5年で運転手の1割を女性にする方針を明らかにした。現在は0・6%の80人ほどにとどまっており、17倍超まで急増させる計算だ。最近の採用難で、トラック運転手は高齢化と人手不足が加速しており、「トラック野郎」の言葉に代表される男社会からの脱却を急ぐ。

 同社で運転手として働く社員は約1万4千人。毎年1千人ほど採用する中で、女性の割合を増やしていく。子育て中の主婦も働きやすいよう、2016年に託児所つきの支店を初めて東京都内につくるのを皮切りに、事業所への併設を進める。短時間勤務の制度化も検討中だ。

 通常より荷台が短くて扱いやすい特注のトラックも増やし、運転に苦手意識をもちやすい女性に配慮。オートマチック車の割合も高める。

 運送業界では、宅配便に強い佐川急便も女性運転手を増やす方針。インターネット通販の普及で「小型の荷物が増え、女性でも積みおろしがしやすくなった」(佐川急便広報)のも追い風になっている。(内藤尚志)