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 日産自動車と中国の自動車大手・東風汽車の合弁会社「東風日産乗用車」は18日、中国北部・大連につくった新工場が稼働したと発表した。中国で人気の高まるスポーツ用多目的車(SUV)を生産し、手薄だった華北地区での販売増にもつなげたい考えだ。

 日産は日系メーカーで中国での販売が最も多いが、新たな工場をつくるのは3年ぶりになる。50億元(約870億円)を投じ、生産能力は年間15万台。当初は主力SUV「エクストレイル」をつくる。将来は生産能力を倍の30万台まで引き上げることを見込む。

 工場従業員は現地化を重視し、日本人社員を駐在させずに全員が中国人という体制をとる。中国での人件費の値上がりに備え、ロボットで自動化する割合も従来の工場より高めた。

 日産で中国事業を担う関潤・専務執行役員は「ホームタウンの車として地域の人に愛してもらえるようになる」と販売面の効果を期待する。日系メーカーは中国での主力工場が広州など華南地区に偏ってきた。近年はライバルの欧米勢も次々と華南へ進出してシェアを奪っており、日本勢も華北地区での体制を強化することが課題になっている。(大連=斎藤徳彦)

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