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 自転車と歩行者の事故が増えているとして、井戸敏三・兵庫県知事は20日、自転車の購入者に自転車保険の加入を義務づける条例案を来年2月にも県議会に提案すると表明した。県によると、自転車保険加入の義務化は全国初という。

 県は今後、保険会社を公募し、年間1500~2千円程度の保険料で、事故でけがをさせた相手に払う賠償金を補償する自転車保険を新設する方針。そのうえで、自転車販売店から客に加入を勧めてもらうことなどを検討している。罰則は設けない。

 県によると、県内では自転車と歩行者の事故が2013年に175件と04年から1・9倍に増加する一方、自転車保険の加入率は24%にとどまる。昨年7月には神戸地裁で、60代女性を自転車ではねて寝たきりの状態にさせたとして、乗っていた少年の保護者に9500万円の賠償を命じる判決が言い渡された。

 県は6月、対策を検討する有識者会議を設置。今月17日に保険加入の義務化を県に提言した。井戸知事は20日の会見で「条例で義務づけることによって保険加入の促進を図りたい」と述べた。