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 美濃加茂市の浄水設備設置をめぐる贈収賄事件で、事前収賄などの罪に問われた市長の藤井浩人被告(30)が24日、名古屋地裁である被告人質問で証言台に立つ。公判の争点はただ一つ、30万円の現金授受があったか、否か。贈賄業者は市長に現金を渡したと供述しているが、受け取ったとされる市長は全面否認し、物証はない。これまで5人が証人として出廷し、それぞれの立場から証言している。

 起訴状によると、藤井市長は市議時代に、設備会社社長の中林正善被告(44)=贈賄罪などで公判中=から浄水設備導入を市に働きかけるよう依頼され、市議会で導入検討を促す質問をするなどし、あっせんに対する謝礼などの名目で2回に分けて、現金計30万円を受け取ったとされる。

 授受の場とされる席に居合わせたのは2回とも、藤井市長、中林被告、名古屋市議秘書の男性の3人だ。現金の授受を裏付ける直接的な物証はない。藤井市長は「現金は受け取っていない」と一貫して主張している。

 贈収賄があったことを立証する検察側の柱となるのは、中林被告の証言だ。検察側は市長は当時資金繰りが楽ではなかったとして、会食で秘書が席を外したときに現金を受け取ったとする。

 これに対し弁護側は、「席を外していない」とする秘書の証言などから現金の授受はないと主張。中林被告は、当初「藤井市長と2人で会食し賄賂を渡した」としていたのに、その後「3人で会食し、同席した秘書が席を外したときに賄賂を渡した」と供述を変えており、信用できないと指摘。中林被告の別の詐欺事件の余罪を立件しないことと引き換えに、捜査側がうその供述を誘導した疑いがあるとしている。

 中林被告は証人尋問で捜査機関による供述の誘導は一切ないと完全否定。検察は弁護団の告発を受け、中林被告の余罪を追起訴した。

■同席者、席を一時外…

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