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 高速道路での渋滞や満員電車での通勤で、トイレを我慢するのはつらい。まして巨大災害で断水、停電し水洗トイレが使えなかったら――。そんな事態に備え、被災状況や利用者層、復旧の経過に応じて適切な災害用トイレを使い分ける取り組みが広がっている。携帯型、組み立て式などトイレの種類も増えてきた。

 被災で使えなくなったトイレを避難所などで無理に使うと、衛生状態が悪化し感染症につながる。汚いトイレを嫌って水分や食事を控えた結果、脱水症状やエコノミークラス症候群にかかる被災者も後を絶たない。NPO法人日本トイレ研究所などの調査では東日本大震災で被災した自治体のうち、3日以内に仮設トイレが避難所に行き渡ったのは約3割にとどまった。

 同研究所は、専用サイト「災害用トイレガイド」を立ち上げ、洋式便器にポリ袋を設置して使う携帯トイレや、マンホールの上に設ける組み立て式などの災害用トイレを紹介。水や電気、くみ取りの必要性などそれぞれの特徴や注意点を説明している。高齢者の割合の高さなど利用者層に気を配り、設置場所をあらかじめ想定した上で、多様な災害用トイレを備えるよう提言。企業の協力を得て製品情報も掲載した。

我慢する人多い

 東日本大震災当時、宮城県気仙沼市教育委員会の職員だった伊東毅浩さん(52)は、避難所になった市内の中学校の責任者を務めた。450人が過ごす避難所を清潔に保つために班をつくり、3階建て校舎の各階にあるトイレ掃除の分担を決めた。

 トイレは断水で水洗機能が使え…

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