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 フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第1戦、スケートアメリカは25日、米イリノイ州シカゴで行われ、男子ショートプログラム(SP)で首位に立っていた町田樹(関大)がフリーでも175・70点を挙げて1位となり、合計269・09点で大会2連覇を果たした。GPシリーズは通算4度目の優勝。

 女子SPに臨んだ今井遥(新潟県連盟)は53・79点で8位だった。エリザベータ・トゥクタミシェワ(ロシア)が67・41点で首位。ペアのSPでは川口悠子、アレクサンドル・スミルノフ組(ロシア)が69・16点でトップに立った。

 アイスダンスでは、マディソン・チョック、エバン・ベーツ組(米)が優勝した。

町田「勝負を受けて立ちたい」

 体が悲鳴を上げていた。演技を終えた町田は力尽きたようにひざをついた。採点を待つ間も放心状態。観客の大歓声を聞いてようやく「苦しみが報われた気がした」。全力を出し切った充実感がこみ上げた。

 新プログラム、ベートーベンの「第9交響曲」は、「120%を出さないと形にすらならない」というほど難しい挑戦だった。体力が落ちた後半に3回転フリップで手をつくミスが出たが、その他はしっかりまとめ上げた。今季初戦で状態も万全とはいえない中、上出来の内容。「結果も点数も演技の出来も、今の僕の100%。満足している」。伸びしろを実感できたことは収穫だった。

 2位のブラウン(米)に34・92点の大差をつける圧勝で大会2連覇。最高のスタートは、後に続く日本男子勢に向けた強いメッセージとなる。「日本には羽生選手をはじめたくさんライバルがいる。(グランプリシリーズの)初戦でいいボールを投げられたと思うから、どう投げ返してくるのか。その勝負を受けて立ちたい」。強いライバル心を隠さなかった。

 大西勝敬コーチ 「町田は真面目で教えがいのある選手。(今回の優勝は)85点で合格ラインぎりぎり。課題はスタミナ面だ」

 今井遥 「(3回転ループは)米国に来てから一度もミスしていなかったので(転倒は)もったいなかった。全体的には前回の試合より良いところが出てきた」(時事)

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