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 29日午前5時50分ごろ、愛知県東海市横須賀町の横須賀交番で、男がおのでパトカーを壊し、男性巡査(21)に向かってきたため、巡査が拳銃を3発発砲した。男はバイクで逃走したが、県警は約1時間半後、男を公務執行妨害と器物損壊の疑いで緊急逮捕した。

 逮捕されたのは、市内に住む無職の男(68)。東海署によると、同日午前5時45分ごろ、交番にいた巡査ら警察官2人がガラスが割れる音を聞いて外に出たところ、パトカーの窓ガラスが割れていた。近くにいた男から事情を聴こうとしたところ、突然おのを振りかぶったため、巡査が空に向けて拳銃を2発発砲。さらに男がバイクに乗って向かってきたことから、巡査は足に向けて1発発砲し、命中したという。

 男は現場からバイクに乗って逃走。同署は午前7時半、約460メートル離れた男の自宅で、男の身柄を確保した。男は左太ももに拳銃の弾があたり、けがをしており、現場から血痕が続いていたという。この交番は今夏に2回、窓ガラスが割られるなどの被害があり、署は関連を調べている。

 交番近くのマンションに住む女性(43)は、ヘルメットをかぶり、サングラスをかけたマスク姿の男に、警察官2人が「止まれ」と叫んでいる様子を目撃。「小学生の長男が『どうしたの?』と心配していた。学校に行かせていいか、迷った」と話した。現場近くには市立横須賀小学校があり、通学時間帯には学校前にパトカー数台が止まって、ものものしい雰囲気に包まれた。小学4年生の息子を持つ女性(36)は「子どもたちに何もなくて本当によかった」と胸をなで下ろした。

 男の自宅近くの女性(72)は「何かと因縁をつけられた。ガラスが何枚割られたことか」と話した。