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 警視庁は29日、無料通信アプリ「LINE(ライン)」のアカウントが乗っ取られたなどとする被害届と被害相談が27日までに657件あった、と発表した。このうち368件で電子マネーなどがだまし取られ、被害総額は約2800万円に上った。

 暗証番号の設定を義務づけるなどLINE側の対策が進み、今月中旬以降は被害相談はないという。

 サイバー犯罪対策課によると、最初に被害を把握したのは6月4日。LINEのIDとパスワードが無断で使われて不正ログインされたうえ、多くの友人に「近くのコンビニで電子マネーを買うのを手伝って」などと求めるメッセージが送られていた。7月には都内の女性が、友人になりすました何者かの依頼に応じて、プリペイドカード80万円分をだましとられた。

 同課は不正アクセス禁止法違反や詐欺の疑いで捜査している。LINEは9月末から、パスワードとは別に暗証番号の設定を義務化するなど、なりすまし対策を強化した。