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 熊本市教育委員会は30日、同市内の自宅でこの夏に自殺を図った市立中学3年の男子生徒(15)が同級生からいじめを受けていたと認定する報告書を学校がまとめたことを、記者会見で明らかにした。いじめと自殺未遂の因果関係は「わからない」としている。生徒は精神的に不安定な状態で自宅療養中という。

 市教委によると、生徒は7月7日午後7時ごろ、薬を飲んで自殺を図り、救急搬送されて一時入院した。自殺未遂前の6月、生徒が携帯電話のメールに「先立つ不孝をお許しください。毎日生きているのがとてもつらかった」などと記しているのを保護者が見つけ、学校に相談していた。

 自殺未遂後、学校は調査委員会を設置。保護者が要望した昨年9~12月の同級生とのトラブル3件を調べた。その結果、運動部の部活動で顧問教諭からしかられたことをめぐって同級生の男子生徒から無料通話アプリのLINEを通じて「ざまあみろ」と言われたことなどについて、9月にいじめと認定。自殺を図ったこととの因果関係は不明とした。

 また、報告書では「いじめた生徒は悪意があった可能性は低く、継続性もない」と認定。男子生徒の保護者は納得していないといい、市教委はさらに調査するか検討している。