夏目漱石「三四郎」あらすじ 23-27

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 野々宮の家の近くで轢死(れきし)事件があった。現場に駆けつけた三四郎は体が引きちぎれた死体を見る。若い女だった。三四郎は寝付けない夜を過ごす。翌朝、野々宮が戻った。妹よし子が甘えて兄を電報で呼び出したらしい。よし子への届け物を頼まれて、三四郎は東大の病院に行く。

 教わった通りの場所に、よし子の病室はあった。ノックも知らない三四郎が扉を開けると、女は待っていたかのように「御這入(おはい)りなさい」と言った。帰り際、部屋から出た後、長い廊下の果てに池の女が立っていた。

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