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 「写真撮影はご遠慮ください」――。熊本市選挙管理委員会は5日、同市長選(16日投開票)の期日前投票所19カ所にこんな注意書きを張り出した。投票に訪れた有権者に頼まれ、市の臨時職員が投票の瞬間を写真撮影していたことが発覚し、市選管が「不適切だった」と判断した。

 市選管によると、同市北区の期日前投票所で4日、投票に来た女性と両親が、投票用紙を投票箱に入れる瞬間を臨時職員が撮影。翌5日、女性のフェイスブック(FB)上に写真が載っているのを見た複数の市民から「不適切だ」との指摘があった。写真は拡大すると、用紙に書かれた候補者の名前も見えたという。

 市選管は候補者の支援団体のFBにその写真が出ているのも発見。陣営側に注意したところ、女性のFB写真も削除されたという。市選管の内田敏郎事務局長は「ただちに違法だとは言えないが、投票所の秩序維持や秘密保持のため好ましくない」と話している。(成田太昭)