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 人気作家の村上春樹さん(65)が7日、ドイツ紙ウェルトの「ウェルト文学賞」を受賞し、ベルリンで記念講演した。東西冷戦の象徴だった「ベルリンの壁」の崩壊から9日で25年になることに触れ、民族や宗教、不寛容など「今も多くの壁がある」と指摘。選挙制度改革をめぐり、「壁」に立ち向かう香港の若者たちにエールを送った。

 講演は英語で、約200人が会場を埋めた。村上さんは、東西分断時代の1983年にベルリンを初めて旅行。89年に壁が崩壊したとき、「これで冷戦が終わったと安堵(あんど)し、より平和になると確信した」。だが中東やバルカン半島で紛争が相次ぎ、2001年の米同時多発テロで「幸福の希望はむなしく崩れ去った」。

 壁は、作品の中でも常に「重要なモチーフ」と語る。小説家が作品を書くとき「現実と非現実、意識と無意識の壁を通り抜ける」とし、「壁を抜けてどこにでも行ける実感」を何より大切にしたいという。

 09年にイスラエルの文学賞を…

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