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 香港行政長官の選挙制度改革をめぐり、中国側が示した仕組みに反発して抗議の占拠を続けている学生団体のメンバーが7日夕、香港と接する中国広東省深圳に入ろうとしたところ、「国家の安全に反する活動」に参加したとして、中国当局から入境を拒絶された。香港紙・明報などが報じた。

 香港は、中国本土からは国外とほぼ同様に扱われており、香港市民が行き来するには通行証などが必要。

 明報などによると、入境を拒否されたのは、中学5年(高校2年に相当)の男子。中高生団体のメンバーとして、支援物資の調達などを担当していた。7日は政治的な目的ではなく、友達と食事するために深圳に向かったが、入境を拒否され、香港に返された。

 中国では、北京でアジア太平洋経済協力会議(APEC)が開催中。学生団体が当初、APEC期間中に北京に行き、中国政府に問題解決を直接訴えることを計画していたため、当局も警戒を強めていた可能性がある。学生団体は期間中の北京行きは見送った。中高生団体は「中国側は今回のケースを通じて、占拠に参加しないよう学生に警告しようとしたのではないか」としている。(香港=延与光貞)

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