【動画】台風過ぎ、中国漁船日本領海に戻る=杉本康弘、金谷尚紀撮影
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 小笠原諸島や伊豆諸島に中国のサンゴ密漁船とみられる漁船が出没している問題で、台風20号を避けるために両諸島から離れていた船団が、小笠原諸島沿岸の領海(約22キロ)内まで戻っている様子が8日昼、朝日新聞社機から確認できた。

 母島から父島を越え、嫁島まで北に約1時間飛行するルートで、漁船約30隻に遭遇。5~6隻の船団に分かれ、船同士も1キロ前後の間隔をとって停泊している。父島の東2キロ沖に近づく漁船もあった。畳んだ青い網を舷から垂らし、マストに中国の旗がなびく。

 嫁島の南5キロでは海上保安庁の大型巡視船が、並んで移動する漁船5隻の後ろを、領海から追い立てるように航行していた。この日の日中外相会談で岸田文雄外相は違法操業について極めて遺憾だと伝えた。海保は7日時点で小笠原諸島周辺に191隻を確認している。(福井悠介)