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 中国の習近平(シーチンピン)国家主席は9日、アジア太平洋経済協力会議(APEC)に出席中の梁振英・香港行政長官と北京で面会し、「中央政府は引き続き、一国二制度と香港基本法を貫徹する。法に基づいて民主的な発展を進めることを強く支持する」と述べた。香港メディアが伝えた。

 香港では、行政長官選挙の制度改革をめぐり、中国側が示した仕組みに反発する抗議の占拠デモが1カ月以上続いているが、中国政府は「違法」と強く非難してきた。習主席の発言は、民主派が求めている中国側の決定の撤回や修正には政府として応じない姿勢を改めて示したものだ。

 面会の中で梁氏は占拠について「毎日報告している」と、中央政府との緊密な連携を強調。面会後の梁氏の会見によると、中央政府は香港政府の姿勢を支持したという。民主派の学生団体は中央政府幹部との面会を希望しているが、梁氏は「指導者らも彼らの要求をはっきりと理解している」とも語った。

 また、10月中の開始予定が遅れている株式取引の新制度については「中央も支持しており、近く日程が公表されるだろう」との見通しを述べた。ただ、「法治と秩序が保たれることが重要な条件だ」とも語り、遅れには占拠が影響したとの見方を示した。(香港=延与光貞)

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