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 必要なのは壁ではなく、架け橋です――。ローマ・カトリック教会のフランシスコ法王は9日、東西冷戦の象徴だった「ベルリンの壁」の崩壊から25周年に寄せて、こう訴えた。冷戦終結に尽力した2代前の法王ヨハネ・パウロ2世の功績もたたえた。

 バチカン・サンピエトロ広場に集った人々に向けてスピーチする日曜恒例の「正午の祈り」。法王は壁崩壊について「壁と戦い、祈り、耐えた多くの人の長い間の努力が可能にした」と述べた。そして母国ポーランドなど東欧諸国の民主化運動を支えたヨハネ・パウロ2世を「主導的な役割を担った」と称賛した。

 そして「壁のあるところには、閉ざした心がある」「信条や宗教で人々が迫害を受けることがこれ以上ないように、全ての壁を倒す出会いの文化を広げよう」と語りかけた。(アテネ=石田博士)

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