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 スペイン北東部カタルーニャ自治州(州都バルセロナ)の独立をめぐる非公式な住民投票が9日あり、州政府は10日未明時点で独立派が8割超だと発表した。「意見集計」との位置づけにとどまるものの、州政府のマス首相は、実際に独立の是非を問う住民投票の実現を求めて中央政府との交渉に乗り出す。

 質問は2段階で、まず、カタルーニャが「国であることを望む」が92%、「望まない」が5%だった。「国であることを望む」とした人に重ねて聞き、「独立を望む」との答えが、(全体の)81%あったという。

 投票は規模を縮小してなお続くが、9日に投票したのは約225万人という。公式な有権者名簿を使っておらず投票率は不明だが、4割ほどだった模様だ。それでもマス首相は記者会見で、「200万超の市民が平和的、民主的に意見を表明した。スペイン政府は現実を受け止め、声を聴くべきだ」と強調した。

 中央政府は独立機運が高まるカタルーニャの動きに対し、公式な投票だけでなく非公式な投票にも反対して憲法裁判所に提訴。憲法裁も受理した。だが州側は「表現の自由がある」として意見集計に踏み切った。マス氏は「英スコットランドのように、地域の将来を自ら決めたい。我々にはその権利がある」と繰り返した。(バルセロナ=青田秀樹)

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