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 忘れられる権利――。ネット上で個人のプライバシーを守る新たな「権利」が注目されている。

 きっかけは、欧州連合(EU)の司法裁判所の今年5月の判決だ。

 ネット上に残る個人に不都合な情報を、検索結果から削除するよう、検索サイト世界最大手「グーグル」に命令。忘れられる権利が認められたとして世界的ニュースになった。

 国内に住む日本人男性はそのニュースに釘付けになった。

 男性は、ネット上に残る書き込みに悩んでいた。グーグルで自分の名前を検索すると、犯罪に関わっているかのような検索結果が多数出る状態だった。

 サイトの書き込みの削除を、一つひとつのサイト管理者らに求める裁判を4年続けていた。消しても消しても拡散し、お金だけが消えた。金融機関に名前を検索され、融資がおりなくなるなど、自分のビジネスにも大きな支障が出ていた。

 「名刺交換をすると、相手がいつか自分の名前を検索するのでは、という強迫観念が常にあった。ご飯を食べていても、その怖さが頭から離れなかった」

 「忘れられる権利」を知ったのはそんな時だった。「検索サイトで結果に表示されなければ、だれもそうしたサイトにはたどり着けない。そうなれば、そのサイトはないのと同じじゃないか」

 すぐに弁護士にメールした。「先生、これ日本でもできませんか」

 約5カ月後の10月9日。東京…

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