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 出産直後に体調不良を訴える母親を支援しようと、「産後ケア」の動きが広がっている。民間団体の取り組みに加え、国の補助を受けて市町村も支援に力を入れ始めた。ただ、父親の育児参加率の低さなど課題は多い。

 「イライラで子どもを怒鳴ってしまった」「抱っこで手首が腱鞘炎(けんしょうえん)になった」。千葉県松戸市内の住宅の一室。助産師のやまがたてるえさん(39)が、母親3人の悩みを聞いていた。

 「その気持ち、よく分かるよ」。うなずきながら助言する。11カ月の長女と一緒に来た同市の富優加さん(27)は「心が軽くなった」と話した。

 産後は骨盤の結合が緩んで腰痛になったり、ホルモンバランスが崩れてうつ病になったりするケースがある。2012年、三重県桑名市で母親が5カ月の長男を炎天下の駐車場に放置して死なせた事件では、裁判で母親が産後うつだったと認定された。

 やまがたさんも長女を産んだ04年、ストレスから過呼吸になる過換気症候群になった。「助産師だから完璧にできると追い込んだ」。08年に知人の助産師に誘われ、無料相談を始めた。

 育児休暇中のアナウンサーの女性が自殺した10年以降、産後ケアへの関心が高まっている。松戸市内や東京都内で千人以上の声を聞いてきたやまがたさんは「核家族化や近所の結びつきが弱くなった今、地域で産後を支える態勢が必要だ」と訴える。

 産後の悩みは、父親にもある。…

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