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 戦前は東京で、戦後は浜田市で知られた濃厚コーヒーがあった。浜田出身の三浦義武(1901~80)が生み出した「ヨシタケコーヒー」だ。65年には世界で初めて缶コーヒーも発売。発祥の地・浜田でヨシタケコーヒーを復元し、義武を顕彰しようという機運が盛り上がる。味わってみた。

 「香りが高く、ほどよい酸味、苦みがあって、舌にうまみが残る」。こう語るのは、浜田市世界こども美術館学芸課長の神(じん)英雄さん(60)だ。歴史地理学・地域学の研究者で、2002年から義武研究に取り組む。12年には日本コーヒー文化学会の論文集「コーヒー文化研究」に、「三浦義武―コーヒーに人生を捧げた石見人」を寄稿した。

 それによると、義武は今の浜田市三隅町の山間地に生まれ、早稲田大に進学。日本茶の販売店を営みながら、コーヒーを研究。1935年から日本橋のデパートで始めた「三浦義武のコーヒーを楽しむ会」が著名人に人気を博し、中でも「カフェ・ラール」と呼ばれる濃いコーヒーが評判だった。銀座に店を出したが、戦時色が濃くなり、休止して故郷へ帰った。

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