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 泥沼の内戦が続くシリアで、アサド大統領と同じイスラム教徒アラウィ派が多い地中海沿岸のタルトス県を訪ねた。同県にはアサド政権軍に入って戦死した人が集中し、出身者の犠牲は4千人を超える。政権支持者から「殉教者の母」と呼ばれる同県を歩くと、アサド政権と運命を共にし、戦い続けるしかない苦境が垣間見えた。

 県都タルトス。港近くの公園に幅約20メートル、高さ約2メートルの巨大ボードが2基立っている。中央にアサド大統領の肖像画。両側に氏名を記された約800人は、県都出身の政権軍兵士として内戦で戦死した人たちだ。

 シリア情報省タルトス支所によると、内戦前の人口が約100万人の同県は、シリア14県のうち戦死した兵士が人口比で最も多い。ほとんどがシリアの地中海沿岸に多いアラウィ派で、20、30代男性が中心だ。

 ボードに名を記された兵士の遺族宅を、情報省の地元職員の同行で訪ねた。

 7月に戦死したムハンマド・カーミル・アップードさん(享年24)。父ラフィークさん(57)と母ヒヤームさん(60)によると、ムハンマドさんはシリア南部の部隊に配属され、反体制派のイスラム過激派「ヌスラ戦線」との戦闘で死亡したという。遺体は戻っていないが、ヌスラ戦線関係者がフェイスブックに載せた写真に、ムハンマドさんらしき遺体が写っていた。

 ムハンマドさんは18歳から2…

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