【動画】噴火が続く阿蘇山火口近くで防災訓練=野中正治撮影
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 熊本県・阿蘇山は28日も中岳第1火口から噴火が続いた。噴煙の高さは最高で火口から約200メートルだった。噴気孔は噴火前の2倍近い直径20メートルに拡大し、噴火時に周辺施設の窓ガラスが揺れる「空振」も確認されているという。

 福岡管区気象台は同日、今回の噴火はマグマの破片や赤熱した噴石を噴き上げる「ストロンボリ式」と呼ばれる形態のマグマ噴火だと発表した。

 噴火はマグマが関与する噴火と、御嶽(おんたけ)山で起きたような、マグマは噴き出さず、地下水がマグマに熱せられて起こる水蒸気噴火などがある。阿蘇山でのマグマ噴火は1993年以来。

 この日、火口から約1キロ離れた広場周辺で、警察、消防、自衛隊などによる大がかりな防災訓練があった。自衛隊などのヘリコプターも救助に出動する予定だったが、積もった火山灰が巻き上げられエンジンに入る恐れがあり、取りやめになった。訓練を見守った佐藤義興阿蘇市長は「ヘリが飛べない場合の陸上からの救助など、万一に備えた体制を整えたい」と語った。