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 インフルエンザが流行期入り目前になっている。厚生労働省は28日、全国約5千カ所の定点医療機関から直近の1週間(17~23日)に報告された患者数が計4619人で、1施設あたり0・94人になったと発表した。全国的な流行開始レベルは1施設あたり「1人」。患者数は前週(10~16日)の約2・6倍に跳ね上がった。

 特に首都圏の埼玉、千葉、東京、神奈川の4都県で目立ち、1週間後には全国的な流行期に入るとみられる。検出されたウイルスは直近5週間ではA香港型が大半を占めるという。

 国立感染症研究所の砂川富正・感染症疫学センター第二室長は「昨季より3週間ほど早い。インフルエンザのピークは例年1月末から2月初めだが、予防接種はできるだけ早めに済ませてほしい。手洗いなどの予防も忘れずに」と話す。

 都道府県別の1施設あたりの患者数は、岩手が6・20人で最も多く、福島2・76人、神奈川1・96人、東京1・92人、埼玉1・83人、愛媛1・80人、千葉1・63人、大分1・40人、長崎1・33人、沖縄・山形各1・02人が続いた。北海道は0・94人、関西では奈良が0・87人、大阪0・78人、兵庫0・72人の順だった。

 休校や学年・学級閉鎖になった保育所、幼稚園、小中高校は26都道府県の130施設で、前週の16都道府県42施設から増えた。

 東京都は、27日に都内でインフルエンザの流行が始まったと発表。昨季より約1カ月早く、過去5季でも最も早いという。都感染症対策課によると、幼稚園と小中高校の学年・学級閉鎖は9月から11月23日までに計47施設に上り、昨年同期と比べ4倍多いとしている。