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 東京入国管理局の東京都内の施設に収容されたスリランカ人男性(57)が11月22日、胸の痛みを訴えたのに医師の診察を受けられず、死亡していたことが分かった。遺族が1日会見し「入管が放置したのが死亡した原因だ」と訴えた。

 遺族や法務省によると、男性は11月12日に1人で来日。観光目的だったというが、所持金が少ないなどの理由で入国できず、入管に収容された。同月22日朝に胸の痛みを訴え、同日午後1時ごろ、意識不明の状態で見つかり、搬送先の病院で死亡が確認された。死因は調査中だという。

 同日朝に男性を救急搬送しなかった理由について、法務省は「重篤な状況ではないと判断したため」と説明している。

 入管施設では、外国人の死亡が相次いでいる。施設の医師不足が深刻になっており、同省は11月20日、常勤医の確保や民間医師の判断を聞くなどの改善策を公表したばかりだ。