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 心を通わせた教え子たちの卒業記念に、似顔絵を――。佐世保西高校の美術教諭、小野大輔さん(29)が、そんな思いで黒板にチョークで描いた作品などを紹介する「チョーク絵」の展示会が、長崎市の県立図書館で開かれている。黒板に浮かび上がるリアルな笑顔がまぶしい。

 小野さんがチョーク絵を描き始めたきっかけは、西海市の崎戸中学校(2013年に大崎中に統合)で美術教諭が産休に入り、2010年9月から常勤講師を務めたことだ。

 崎戸中は当時、全校生徒30人の小規模校。生徒一人ひとりと向き合うことができた。教員採用試験に落ちたり、美術展に出品した作品が落選したりして、落ち込んでいた小野さんを、生徒たちが励ましてくれた。

 「あの子たちのおかげで今も教員を続けられている」と小野さん。それだけに、半年という短い期間でも、卒業する3年生13人への思いは特別だった。

 卒業式前夜。小野さんは、卒業式で何ができるのかを学校で考え、「言葉では感謝を伝えきれない」と悩んだ。「形のある何かを表現したい」と考え、何げなく黒板に生徒の似顔絵を描き始めた。「これなら明日までに13人の顔を描ける」。一晩中、チョークを必死で走らせた。

 13人の似顔絵はみな、笑顔に…

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