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 東北一のイチゴ生産量を誇る宮城県亘理町と山元町。農家はクリスマス向けの出荷時期を迎えている。日没後、イチゴの生育を促すために点灯されたビニールハウスは暗闇に浮かび上がり、幻想的な風景が広がる。

 2町を管内に持つJAみやぎ亘理によると、96ヘクタールあった作付面積の95%が東日本大震災で被害を受けた。震災後、新たにイチゴ栽培用のビニールハウスを集約して「イチゴ団地」を設立するなど、再建を進めてきた。今年の作付面積は59ヘクタールまで回復した。

 かつて、多くのイチゴビニールハウスが並んでいた沿岸部にはまだ深い爪痕が残るが、冬の風物詩だった地域の風景は少しずつ戻り始めている。(福留庸友)