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 菅義偉官房長官が、選挙応援で全国を行脚している。官房長官としては異例だ。11月28日の神奈川県鎌倉市を皮切りに、これまで1都1府9県を訪れた。民主党の幹部や閣僚経験者など「大物」の選挙区を狙い撃ちしているのが特徴だ。

 菅氏は6日夕方、民主党の菅直人元首相が立候補する選挙区に入った。東京都武蔵野市のJR吉祥寺駅前で、「この選挙区で圧倒的に勝利することで、アベノミクスが信任を得られる象徴になる」と訴えた。

 これまでも民主党の海江田万里代表、野田佳彦前首相、枝野幸男幹事長らの地元を相次いで訪れた。「代表や幹事長らを負かしたら大きい」と周囲に話す。

 一方、菅官房長官の官邸不在に疑問の声もあがる。首相は現在、選挙応援で全国を回る。首相が官邸を離れる際は、官房長官が官邸にとどまって危機管理にあたるのが慣例だからだ。2012年の総選挙では、野田政権の藤村修官房長官は、逆風にもかかわらず一度地元入りしただけだった。

 菅氏の代役として官邸に残る世耕弘成官房副長官は4日の記者会見で「いざという場合はすぐに帰る態勢になっている。危機管理上のすきまが生じることはない」と話した。

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